文庫 角川書店 2004/05 ¥540
<あらすじ>
古書店『無窮堂』の若き当主、真志喜とその友人で同じ業界に身を置く瀬名垣。二人は幼い頃から、密かな罪の意識をずっと共有してきた―。瀬名垣の父親は「せどり屋」とよばれる古書界の嫌われ者だったが、その才能を見抜いた真志喜の祖父に目をかけられたことで、幼い二人は兄弟のように育ったのだ。しかし、ある夏の午後起きた事件によって、二人の関係は大きく変っていき…。透明な硝子の文体に包まれた濃密な感情。月光の中で一瞬魅せる、魚の跳躍のようなきらめきを映し出した物語。

<感想>
腐女子じゃなくとも、多少BLに関して知識があれば「こいつらヤバくないか!?」と思わずツッコミが入ってしまう一冊。
大変萌えです。
大層な萌えです。
「昨日の夜は暑かった」
発言は太一の名言。

とても静かな本です。
春や秋などの平穏な時期に読むと寄り一層楽しめるのではないかと思います。

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